研究会案内


 東アジア恠異学会第118回定例研究会
 日時:2018年7月28日(土)13時より
 場所:園田学園女子大学第2会議室(1号館2階)

○「陰陽師集団「歴代組」とその起源」
 ー秋山浩三氏(大阪府立弥生文化博物館)

【要旨】

 まずもって、今回の発表は、学問的な研究報告ではない点をご了承いただきたいと思います。
 私は考古学を専攻していた者ですが、陰陽道・陰陽師の研究者ではなく、この分野に関しては全くの門外漢であります。では、何故に標記タイトルのような内容をお話しするかということですが、私が生まれ今も居住する地(現・東大阪市某所)は、かつて「歴代組」と呼ばれた陰陽道(師)に関係した集落であり、私の何代か前もその構成員であった事実とかかわりをもちます。このような個人的な事情から、自分なりに関連資料を探索したり、簡単なレポートを書いたりしてきました。そこには考古学的な成果を盛り込んだりもしております。
 また、現在もなお、その「歴代組」の紐帯を維持しているという〈特殊〉な様相もうかがわれます。さらに、背景にある〈特殊〉性(賤視ほか)に起因するさまざまな社会的問題もこれまでみられました。
 そのような、現代史とも連繋する内容にも若干ふれながら、「歴代組」集落・集団の成立をめぐる背景などに関する卑見をお示しできればと考えております。
 〔なお、関連する書き物をいくつかふくめた、『交合・産・陰陽道・臼—考古学とその周辺』(清風堂書店)という拙著を昨年発行しておりますので、参考にしていただければ幸いです。〕



○「院政期・鎌倉期におけるモノノケ・病気治療と陰陽道」
 ー赤澤春彦氏(摂南大学)

【要旨】

本報告ではモノノケ(物気・邪気)を原因とする病に対する陰陽道の役割、また病気治療に修された陰陽道祭祀の中世的展開について検討する。先行研究では平安期においてモノノケを原因とする病の対処には僧による加持・修法が用いられ、陰陽師はこれに対処しなかったといわれている。こうした原則は院政期以降も変わらないのであろうか。また、そもそも病に対して陰陽師はどのような陰陽道祭祀を行ったのであろうか。本報告では主に上記2点について検討を加え、病気治療における陰陽道の役割について考えてみたい。




*当会は学術団体ですが、参加資格・制限は特に設けておりません。
当会にご興味のある方は直接研究会においでいただくか、事務局にお問い合わせください。


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